がもりん

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まずはシャリバン

もうただひたすらに、日向快という男の熱さですね。
ただただ自分の中で組み上げられた計算をもとに行動する男だったのが自分を見つめなおし成長する姿がもうとにかく熱い。
クライマックスシーンでのエステバンとの一騎打ちで自らにハイパーＭを打ち込んだ時の

「計算して…こんなバカなことができるかぁ！！」

の叫びには思わず身震いしたほどです。

実際のところ、金色のブートレグ宇宙刑事エステバンことセイギが裏切る、もしくは黒幕だったのは目に見えてたのですが
まさかあんなにも清々しいほどのクズキャラで来るとは…

初代シャリバン伊賀電の問いかけ、命を懸けて宇宙刑事の姿を快に焼き付けたジェンサー、そしてセイギとの対決
どれもこれもが熱く、日向快を次の世代の宇宙刑事シャリバンへと形作るのに必要だった行程だったように思えます。

シシーがエロい。

さて私、シャリバンはシャリバンで完結し、シャイダーはシャイダーで完結するまったく別の話をするものだとばかり当初思っていたのですがこれ完全に続き物だったんですねえ。
私はすぐに配信でみれたのでよかったのですが、発売当初は一か月待たされたわけですからこれはやきもきしただろうなあと思いつつ。

続いてシャイダー

シャイダーはやはりというか、パートナー同士の絆をメインに据えたストーリーとなっていましたね。
沢村大とは違った軟派な感じのキャラクターの烏丸舟ですが、彼もまたパートナーであるタミーと共に困難を乗り越え
次世代の宇宙刑事シャイダーへと成長したというところでしょうか。
このストーリーのテーマもシャリバンとはまた違ったアプローチになっており、「シャイダーっぽさ」があるとも思います。
ところどころに「ハロー！シャイダー」を意識したセリフがあるのもいいですね。

また小次郎さんやアニーという当時の宇宙刑事を支えたキャラクターがゲスト出演していることもあり、より「宇宙刑事」の世界観を感じることもできました。

そしてもう一人…か、かすみねえちゃん！！
ニコラス・ゴードン長官の娘ヒルダ・ゴードンの存在ですね。

彼女がすべての事件の黒幕なのですが、なるほど、と思いました。
下手にクビライやらなんやらを復活させるよりも、人が過去の犯罪組織の模倣犯として事件を起こすことで
限られた尺の中できっちりと話の決着がついた形になっていると思います。
これでたとえばクビライが復活してガイラー将軍や神官ポーも実際に復活してやんやしてたら
とてもじゃないですが、Ｖシネマの限られた時間内ですべてを描ききることは難しいかと。

さてさて…

そしてクライマックスシーンの宇宙刑事三人がヒルダを救出に向かうシーンですが

もう最高ですよね

「宇宙刑事 NEXT GENERATION」をバックに、ブラックホールの入り口に向かって走り出していく撃、快、舟。
それぞれの戦艦の上で次々に蒸着、赤射、焼結していくギャバンＧ、シャリバン、シャイダー。

シャイダーの厳しくもやさしい言葉に、ヒルダが手をとるシーンもよかったです。

そこからレーザーブレードを抜き、トリプルダイナミックを放つシーンはまさに圧巻。
爆発を背景に次々とポーズを決めていく宇宙刑事三人はかっこよすぎるの一言。


なにあれかっこいい


私個人としてはとてもお気に入りの、月並みですが大好きな作品となりました。
何度も見返したい作品です。あとエロいです。